わかりやすい福祉制度・相談機関解説

「国は何もしてくれない!」と思っている方、ひょっとしたら福祉制度はあるけど、知らないだけかもしれません。しかし福祉制度って分かりづらいですよね。

ここでは、分かりにくい福祉制度や相談機関がどういうしくみになっていて、どのように利用することができるのか、簡単に紹介します。


1.どこに相談すればよいかわからないとき

写真:海匝ネットワーク「家でひきこもっている子供が精神的に不安定」「夫からの暴力・虐待がひどい」など、困っていることがあるけど、どこに相談すればよいかわからないことも多いです。

そういった方のために千葉県では、「中核地域生活支援センター」(言ってみれば「なんでも問い合わせ室」)が各地に設置されています。まずはここに相談してみましょう。24時間、365日対応しており、利用料もかかりません。

ここでは、問題に対してどのような福祉制度が使えるかのアドバイスや、アレンジを行ったりします。また、ひきこもり、DV、虐待、外国人問題など、従来の福祉制度では対応しにくい問題にも多くの実績があります。

海匝地域(旭市・銚子市・匝瑳市)は「海匝ネットワーク(千葉醤油建物内。写真は併設の喫茶スペースMado-ka)」で、ロザリオの聖母会が受託しています。他の地域のセンターについては、中核地域生活支援センターのホームページをご覧ください。

2.福祉制度のいろいろ

障害者や高齢者など、多くの方に共通する問題に関しては、すでにいろいろな福祉制度が整っています。

これらをうまく使いこなすことが、くらしを豊かにするためにとても重要です。以下にもう少し詳しく説明していきます。

3.身体障害者の福祉についてイラスト:移動支援

身体障害者と聞いて、どういったものを想像するでしょうか?「手足が不自由」というのはもちろんですが、「目が見えない」「耳が聞こえない」なども障害です。さらには、「腎不全で透析を受けている」など、内臓の疾患も身体障害者福祉の対象となっています。

身体障害と言っても、日常生活に必要な支援の大きさは人によりさまざまです。自分で外出できる人もいれば、食事も食べさせてもらわないといけない人もいたり。その段階について評価し、支援の必要量を決めるのが「障害者総合支援法(自立支援法)」の区分判定です。手続きの詳細は「旭市ホームページ:自立支援給付の利用について」を参考にして下さい。

代表的な支援としては、以下のようなものがあります。

こういうものを組み合わせれば、たとえば週2日デイサービスに通って活動しお風呂も入り、週2日ヘルパーに来てもらい掃除や料理を作ってもらうこともできます。外出や病院受診の時は介護タクシーを利用し、場合によってはショートステイも利用できます。サービスの詳細については、「旭市ホームページ:心身に障害のある方のために」を参考にして下さい。

また、身体障害によりある程度以上生活が障害されている場合は障害年金の対象になり、お金が支給されます。手続きの詳細は、「お金が助かる」を参考にして下さい。

写真:聖マリア園
聖マリア園
写真:聖マリアデイサービスセンター
聖マリアデイサービスセンター(聖マリア園付属)

4.知的障害者の福祉についてイラスト:就労支援

知的障害者と言っても、いろいろな方がいます。ほとんど問題なく就労・社会生活ができる方もいれば、大声や自傷が激しかったり、自閉症やてんかんなどの合併症で多くの支援が必要になる方もいます。

知的障害でも、その能力に応じて「障害者総合支援法(自立支援法)」の区分判定で支援の必要度を決定します。手続きの詳細は「旭市ホームページ:自立支援給付の利用について」を参考にして下さい。

代表的な支援としては、以下のようなものがあります。

これらを組み合わせると、たとえば平日は週5日通所施設で内職を行い、就労のためのスキルアップをはかることができます。また、自立を目指したいがひとり暮らしは難しいという場合は、入所施設やグループホームを検討することができます。サービスの詳細については、「旭市ホームページ:心身に障害のある方のために」を参考にして下さい。

また、知的障害によりある程度以上生活が障害されている場合は、20歳以上になったら障害年金の対象になります。手続きの詳細は、「お金が助かる」を参考にして下さい。

写真:聖家族作業所
聖家族作業所
写真:みんなの家
みんなの家
写真:聖家族園
聖家族園
写真:佐原聖家族園
佐原聖家族園
写真:東総就業センター
東総就業センター
写真:香取就業センター
香取就業センター

5.精神障害者の福祉についてイラスト:デイケア

精神疾患と一口で言ってもうつ病、統合失調症、強迫神経症、アルコール依存症など、いろいろなものが含まれ、医療と福祉の両方をうまく利用することが大切です。

精神障害でも、日常生活の自立度に応じて「障害者総合支援法(自立支援法)」の区分判定で支援の必要度を決定します。手続きの詳細は「旭市ホームページ:自立支援給付の利用について」を参考にして下さい。

代表的な支援としては、以下のようなものがあります。

これらを組み合わせると、たとえば外来は2〜4週に一度でも、平日は週3日作業療法に通い、多くの友達やスタッフとコミュニケーションをとり、精神的な安定を図ることができます。また、週1日訪問看護を受けて精神的な問題の相談やお金の使い方について相談したりできます。自立を目指したいがひとり暮らしは難しいという場合は、グループホームを検討することもできます。サービスの詳細については、お気軽に当院ケースワーカにお尋ね下さい。また「旭市ホームページ:心身に障害のある方のために」も参考にして下さい。

また、精神障害によりある程度以上生活・就労が障害されている場合は障害年金の対象になります。手続きの詳細は、「お金が助かる」を参考にして下さい。

写真:ワークセンター
ワークセンター
写真:友の家
友の家
写真:ソフィア
ソフィア
写真:ナザレの家あさひ
ナザレの家あさひ(グループホーム支援)

6.高齢者の介護保険についてイラスト:洗濯支援

誰でも高齢になってくると体は動きにくくなり、ものわすれも多くなるなど、生活にさまざまな支援が必要となります。このため40歳以上の成人は全員その市町村の介護保険に加入し、65歳以降になったら必要に応じて介護保険によるサービスを受けられるしくみになっています。(特定疾患があれば40〜64歳でもサービスを受けられることもあります)

高齢者の場合、サービスを受けるには支援の必要性に応じて要介護度の判定を行う必要があります。旭市ではまず市役所の高齢者福祉班(0479-62-5308)に相談します。手続きの詳細は「旭市ホームページ:介護サービスを利用する手順」を参考にして下さい。

代表的な支援としては、以下のようなものがあります。

こういうものを組み合わせれば、たとえば週2日デイサービスに通って活動しお風呂も入り、週2日ヘルパーに来てもらい掃除や料理を作ってもらったりができます。外出や病院受診の時は介護タクシーを利用し、認知症の方の家族が法事や旅行などで家を空けるときはショートステイなどを利用することもできます。利用できる支援の詳細は「旭市ホームページ:介護保険で利用できるサービス」を参考にして下さい。また、何をどのように利用すればよいか、ケアマネージャーにケアプランを相談することもできます(当法人では高齢者支援センターに常駐)。なお、サービス利用には一定の費用がかかります。

また、65歳になると年金が受給できます(前倒し、延長することもできます)。年金の詳細については「旭市ホームページ:国民年金」を参考にして下さい。

写真:高齢者支援センター
高齢者支援センター・訪問介護事業所
写真:デイサービスセンター・ローザ
デイサービスセンターローザ

7.児童の療育についてイラスト:よろこぶ子供

お子さんの障害には、脳性まひなど体の障害や、知的障害などがありますが、複数の障害をもっていることも少なくないですし、ADHDなど子供特有の障害もあります。その上、障害は固定したものではなく、発達の観点から考えないといけないことも多いです。

そのため、こどもの問題や障害に関する制度はたくさんあり、なかなか簡単には説明できません。こどもの問題で悩んでいる方は、ぜひ銚子児童相談所(0479-24-3231)やロザリオ発達支援センター(友の家2F:0479-60-0625)などにご相談下さい。

代表的な福祉としては、以下のようなものがあります。

サービスの詳細については、「千葉県ホームページ:知的障害児・者の方へ」などが参考になります。

写真:聖母療育園
聖母療育園
写真:聖母通園センター
聖母通園センター
写真:ふたば保育園
   ふたば保育園
写真:友の家
ロザリオ発達支援センター(友の家内に併設)

8.その他、障害者施策を支えるとりくみについて

それぞれの地域の福祉のあり方については、市町村の自立支援協議会などが話し合い、担っています。旭市であれば、旭市自立支援協議会が障害者部会、児童部会、高齢者部会などに分かれて旭市の福祉資源は何が足りないか、どういうしくみを作れば障害者を支えやすいかについて協議・調整したり、広報活動を行ったりしています。

また、福祉を利用するにはこれまで説明してきたとおり、まず行政(市役所や児童相談所など)で支援に必要な手続きを行い、それに沿って民間の福祉事業を利用する仕組みになっていますが、それだけでは福祉制度は不十分です。障害者が手続きしやすいように支援したり、民間の事業所が適切な支援を行えるようサポートするためのしくみが、多くの人によりよい福祉を提供するためにはとても大切なのです。

こういった目的で県や市町村が民間に委託して行っている事業があり、具体的には地域生活支援センター(当法人では友の家)や障害者支援センター、グループホーム支援センターなどがそれにあたります。また、行政と民間をつなぐ役割として千葉県独自で行っている委託事業に、中核地域生活支援センター(当法人では海匝ネットワーク)があります。

写真:友の家
友の家
写真:香取障害者/グループホーム支援センター
香取障害者・グループホーム支援センター

9.当法人(ロザリオの聖母会)の活動

ロザリオの聖母会は、もとは海上寮からはじまりましたが、これまでの歴史を支えてこられた先人たちの思いに沿って、現在は社会福祉法人として海匝・香取地域の障害者と、障害者をとりまく私たちの生活が少しでもよくなるように努力しています。みなさまのご協力を今後ともよろしくお願い致します。


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